去年の自分の年間ベスト覚えてる?

去年選んだ年間ベスト、覚えてる?

ということで、2023年の自分の年間ベストを考える前に去年の年間ベストの振り返りをやりました。別に大した意義があるわけではありませんが、特に今年は音楽を聴く幅が結構広がった感覚があるので、振り返ってみることで新たな発見があるかもしれないな~という。

去年の年間ベストを選び直すのもちょっと面白そうだなと思ったのですが、あえて2022年に選択肢を絞る必然性もあんまりない気もしたので、それは別の機会に《2023年に改めてよく聴いた2022年までのアルバム》みたいなかたちでまとめたいなと思います。語呂が悪いのでこれはもうちょっと考えたい。

 

とりあえず、去年選んだ9枚です。9枚だったのか。

1. PHARMACY / ヒトリエ
2. プラネットフォークス / ASIAN KUNG-FU GENERATION
3. NEW BORN GHOST / Tele
4. Cとし生けるもの / リーガルリリ
5. 結束バンド / 結束バンド
6.アイム・スティル・ヒア / ナードマグネット
7. Honey & Darling / KANA-BOON
8. Apiacere / 麻倉もも
9. Harvest / 04 Limited Sazabys

hirahira-ki.hatenablog.com

1.PHARMACY / ヒトリエ

これは今年もたくさん聴きました。自分にとってかなり大事なアルバムになっている感覚があります。あとヒトリエの新曲「ジャガーノート」を聴いたときに(「ゲノゲノゲ」が頭から出てくる人間の書く曲だな~~~~)とめっちゃ思いました。夏にライブで「Flight Simulator」を聴いたときにぶち上がって拳突き上げたんですけど周りが誰も手を挙げてなくて(あれ?)とも思いました。確かにライブだとリズムとしてはノリづらいけど……。

2.プラネットフォークス / ASIAN KUNG-FU GENERATION

『サーフ ブンガク カマクラ(完全版)』が出たこともあってあんまり聴かなかったな。アジカン聴くなら『サーフ ブンガク カマクラ』『ソルファ』『ホームタウン』とかなりパワーポップな耳になっていたと思います。この前のライブもパワーポップに傾倒したセットリストで最高でした。アジカンの名誉のためにあえてきちんと言っておきますが俺がパワーポップ好きなだけで『プラネットフォークス』はちゃんとめちゃめちゃいいアルバムです。

3.NEW BORN GHOST / Tele

ほとんど聴かなかったアルバムなんですが、これを機に聴き返したらフレッシュでやはり良かった。次はどんなアルバムを出すんだろう……と期待していたんですがいつまでも配信シングルしか出さないうちに気持ちがちょっと離れてしまった。EPでもアルバムでも何でもいいので、複数曲入った作品が欲しい(できれば物理媒体で)というのはどの音楽アーティストに対しても思う。

 4.Cとし生けるもの / リーガルリリ

ぜんっぜん聴かなかったな……。今年のミニアルバムと野音のライブとに「まあこんな感じか」以上のトキメキがなかったのが影響した気がする。上半期は聴いたかもしれないがあんまり覚えてない。昨年の自分はリーガルリリーにおそらくどこかシューゲイザー的なサウンドや静と動のコントラストを求めて聴いていたんですが、その要素を今年はTHE NOBEMBERSなどがより激しいサウンドで担ってくれたのも大きいかも。

5.結束バンド / 結束バンド

上半期は聴いていたと思う。最近はめっきり聴かなくなったというか、これを聴いてた枠にMyGO!!!!が滑り込んだ。聴けばポップで楽しいけど、正直昨年選んだ時点でいずれ聴かなくなることは分かっていたので(まあそうだよね)と自分で思う。アニソンロックは元々がとてもキャッチーに作られている分消化しやすい側面があり、聴くかどうかもコンテンツへの関心にも左右される部分があるので。そういう意味ではアイマスやバンドリみたく延々とコンテンツが動き曲がリリースされ続けるというのは求心力のある構図だなと思います。ぼざろも映画とかあるし、それで気持ちが上向けばこれもまたたくさん聴くんじゃないでしょうか。声優系のライブにはあんまり興味がない(客のノリが絶望的に合わない)ので、もしそっちに注力されたら離れてしまいそうですが……。あとこういうことを考えた時に、ゲームを全然やってないしライブにも行ったことないのに時々聴いてしまうナナシスの楽曲のパワーにも驚く。

聴き返していて「ギターと孤独と蒼い惑星」「あのバンド」「カラカラ」「小さな海」「なにが悪い」「星座になれたら」めっちゃ良いなと思った。良い曲ばっかだな。こうやって聴けばちゃんと楽しい。「なにが悪い」いいな!

6.アイム・スティル・ヒア / ナードマグネット

今年はナードマグネットをライブで見る機会を作れなくて、別のバンドのライブに行ってそっちの作品をよく聴く中でナードマグネットはあんまり聴かなかった。でもナードを聴くならこのアルバムを選んでおり、個人的にかなり気に入ってるのは間違いない。なんていうか、アルバムのトーンが統一されていて、この曲のときだけ大盛り上がり!という曲がないのが逆にアルバムとして聴きやすいなと思います。ナードはアルバムが数年に一枚のペースとゆっくりめなんですが、それでも心が離れずにあるので自分にとっても結構特別なバンドであるのだなと思います。

7.Honey&Darling / KANA-BOON

これも本当に聴かなかった。今年はあんまりKANA-BOONを聴く耳ではなかった。野音のライブは楽しかったが今年のリリースはほとんどチェックしていない。基本的に彼らの恋愛ソングにはそんなに興味がないので……。

8.Apiacere / 麻倉もも

今年全然聴かなかったな~と思いながらこの前聴き返したらめっちゃめちゃ良くてひっくり返った。もちょの声を持つ人間にこの楽曲群を歌わせようと考えた人間が天才だと思う。声優という時点で声が一つの武器でありコンセプトになる。しかし、声優もアーティストとしての活動はバンドと比べるとどうしてもスローペースになるので、その間に出てくる好きなバンドのリリースを追いかけたりしているうちにどうしても聴かなくなってしまう。

9.Harvest / 04 Limited Sazabys

これは去年より今年の方が聴いた!MyGO!!!!!にハマったことでこの手のメロディックパンクへの耐性がついたのは大きいと思う。去年はあんまりピンと来てなかった過去作も時々聴くようになった。ライブの様子はだいたい想像がつくし自分にはあんまり関係ない場だろうなと思って行く気にならないんだけど、自分にとっては“ライブに行くつもりが一切ないバンドを聴いている”という時点でかなり音楽として気に入っている感じがあります。

 

 

だいたいこんな感じでした。振り返ってみると、行くライブありきでそのアーティストを聴くかどうかが結構変わるのと、リリースのペースやリリースの形態に自分の関心もかなり左右されるっぽいことが分かったのが面白かった。ライブ以外だとその時好きなコンテンツや、あとはSNSでフォローしてる人の投稿で知ることで聴く音楽を選択している節も結構あります。この人の好きな/言及してる音楽は特に興味がある/なんかツボにハマりやすい、みたいなのってある。

好きなコンテンツによる影響は、コンテンツの曲そのものにハマるのもそうなんですが、結構連想ゲーム的に隣接したものにたどり着くことも多くて、MyGO!!!!!→フォーリミとかはかなり分かりやすい例。あとtricotも今年の上半期によく聴いたんですが、これもぼざろからの影響でした。あとちょっと特殊なものだとアークナイツにハマった結果ストレイテナーにもよりハマった。世界観がなんか自分の中でリンクしたので……。

 

次回の今年の振り返りは冒頭の通り2022年までのアルバムでのお気に入りをやってみようと思います。