20240419_俺達どうやって幸せになろう

・朝。ダンジョン飯を見ずにプロセカの最新のイベントストーリーを読んだ。「何かを成し遂げ、何者かになる」ことはたしかにかっこいいが、プロセカには「一つの道で成り上がる」「誰かに認められる」以外の成功体験も描いてくれたら嬉しいなと思った。最近のはちゃんと読んでないので俺が知らないだけだったら申し訳ないが。このへんはシャニマスの得意分野なんですかね。分からんけど。

プロセカというコンテンツそのものがどうというより、世間一般としてこういう価値観が当たり前になったら「何者にもなってない存在」は自然と「成功しなかった人」になる気がしていて、でもそのことを否定も肯定もせずに受け入れるのって難しいじゃん。みたいな。「何者にもなれていないなぁ、成功者ではないなぁ」という緩やかな絶望に蝕まれた時、自分のその現状を打破したいという気持ちが誰に向かってどう働くか、前向きなものになるとは限らないことを俺たちはもうよく知ってるよね、と思うと、「苦しくても頑張るしかない」というメッセージ“だけ”では俺はやはりどこか足りないと思っていて、そういうところにどう落とし前をつけるのか、という点で、プロセカがいろんな在り方・自他の認め方や赦し方を描いてくれたら嬉しいなと思う。別に足りないのが悪だとか言いたいわけではなく、最終的にはやっぱり受け取り手次第なんですけど、成功しないまま生きていく俺達のことをどう考えるのか、とっかかりくらいは欲しいっすねと思う。啓蒙的な発想ですまんという気持ちと、やろうと思えばできるコンテンツじゃんという気持ちがぶつかっています。期待してないコンテンツにわざわざこんなこと言わないんですよ。

俺がシャニマスにおいてにちかを含めシーズに拘ってるのはたぶんそこで、苦しくても頑張るしかないにちかに対して周りの大人たち(美琴含め)がどう接してくれんのか、にちか自身やその環境がどう変わるのかを見届けたい、という気持ちがあるのだと思う。俺は美琴のことをデカい犬だとは思っているが、間違っても赤ちゃんとは言いたくない。なぜなら美琴は大人なので。

でもな〜結局シャニマスも諦めたまま幸せになることを許してはくれない気もする。ていうかそれをやったらオタクがキレそう。俺はルカと美琴はこのままの関係でルカがどう折り合いをつけていくかを見たいけど、オタクはルカと美琴に仲良くして欲しいんでしょ?

いろいろ書いたが、“シャニマスついていけね〜”とぼやきながらもにちか周辺のことはやっぱり追っかけ続けたいなという話に落ち着いて、おしまい。