20231010_読んだラノベの話

・日記

『組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い』というライトノベルを読んだ。自分がライトノベルに求めるラフさと自由さがあって良かった。タイトル見てなんじゃこれと思った方は正常だと思います。昨今のラノベに触れ続けている方は『意外と短いタイトルだな……』とか思ったんじゃないでしょうか。あなたも私も間違いなく麻痺しています。

 

お話としては、とある異能バトルを繰り広げていた少年少女が十年後は結婚して生活しており、それも契約で仕方なくとかではなく良好な関係を築いてますよという、それからどんな話展開すんの?みたいな入り口の作品なんだけど、『一般人にはない戦闘能力を持ってる』ことを軸にきちんとお話が作られていて、基本的にはコメディをやりつつ起伏のある展開になっているのがグッドでした。「異能バトル」「日常ラブコメ」「お仕事・社会人モノ(これは薄めだけど)」と、一つ一つの要素を取り出して掘り下げたらそれぞれの要素で別の作品を作れそうなんだけど、それをキメラ合体させてちゃんとまとめているのは作家さんの腕が良いのだと思う。「バトルは要らねえからラブコメだけ読みたい」「社会人要素こんなに欲しくない」みたいに思う人もいそうではあるけど、個人的にライトノベルはいろんなジャンルのいいとこ取りをしても許されるモノだと思っていて(※)、それを一冊でうまくできているなあと思いました。この作家さん毎回わりとピーキーなモノを書いていて、発想は天才だけどちょっととっつきにくいな〜と感じていたのですが、これは良いものを書いたんじゃないかと思います。良い「ラノベらしさ」を気軽に適度に摂取できる作品でした。

ライトノベルにおいて肝要なのはキャラクターであり、キャラクターが読者にとって魅力的に見えさえすれば別に何やってもいい、というのがライトノベルに対する僕の持論です。ライトノベルってなんですかみたいな話はしません。めんどくさいので。

 

漫画化しても面白そうだしヒロインも一層可愛く見えそう。このヒロインを漫画で見たいのでどっかでコミカライズしないかな。

あと表紙可愛い。

 

 

関係ないんですけど先日PASMOを落とし、昨日は電車に荷物を忘れました。荷物は終点の駅で今日回収できましたがPASMOは依然紛失中。こういう凡ミスが一番心にキます。俺は無能。

→この話を無理やりラノベの話に結びつけようとしたら『荷物持ちもできない無能と蔑まれた俺、進化した神スキル【忘却】で無双する〜今更パーティーに戻ってこいと言われてももう遅い。え、お前誰だっけ?〜』というなろう大喜利タイトルができて一人で笑ってます。どうやって無双するだろうこれ。