20240510

・帰りの電車で(もしかしてあの男性、後ろの女性に触れてないか…?そうでなくてもこの女性、あの男性が電車の揺れに合わせるように寄ってくるの嫌がってそうだな…)という状況を目の前にした時、その女性に席を譲る形で男性から遠ざける、みたいな行動を取れないまま駅に着いて降りることになったのを今ものすごく後悔している。その男性も降りたことだけが《俺が目にする》状況的にはマシなのかもしれないがそういうことを考えるのも自分本位で嫌だな。気づいていたにも拘らず、自分自身気分を悪くするだけで冷静に考えることもできず、卑劣な行いを前にして声を上げることも行動を起こすこともできなかったことが悔しいし、何もせずにいたことはその行為に加担しているのとほとんど同じではないかと申し訳なくて仕方がない。たぶん初めて目の当たりにしたことで、あんなふうにほんの少しの仕草で人は加害を行うのかと今思い出しても瞼がかっと熱くなるし、自分が何もしなかったことに気持ち悪くなる。せめて次誰かが目の前で傷付いているかもしれないと思った時には臆さず行動を起こせるように、悔やんだことを記しておきます。