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・日記

夜の本気ダンスストレイテナーの対バンに行った。どちらライブも良かった。渋谷クアトロが35周年、ストレイテナーが結成25周年、夜の本気ダンスが結成15周年らしい。一年前からこのブッキングが決まっていたという裏話も聞けたのが興味深かった。今回のライブは渋谷クアトロの35周年企画「NEW VIEW」の一つなので、他の対バンも一年前から決まっていたモノがありそう。

 

 

夜の本気ダンスはフェスで見れるタイミングがあると楽しいのでよく見る。〝ダンス〟もギターリフとスクエアなビートの分かりやすいモノなので知らない曲でもノリやすい。「Take it back」はドラムの縦ノリに対してうねるベースラインがうまくグルーヴ感を生み出している点とサビで盛り上がりきらないクールさが好きで、この曲を聴けたのが嬉しかった。あと全体的に歌詞がムード重視なのも好感を持っている。フェスバンドと思っていたけど、フェスでの人気が落ち着き始めてからもバンドのスタンスが全くブレていないので、そういうところも格好いいじゃんと思う。とはいえ基本的にはインスタントな分かりやすさが先行する音楽だなという感覚なので、普段から音源をたくさん聴こう〜って気持ちにまではあんまりならない。

楽器の音については時々ピンボーカルになるために先日同じ会場で見たTHE COLLECTORSと比較してしまい、(悪くはないが……)に留まった。

 

ストレイテナー、ライブハウスで見るのは確か初めてなんですけど箱での鳴りもかっこよかった。夜の本気ダンスのあとに聴いたので、複雑にならない範囲での曲の凝り方が職人技だなとより感じた。曲構成といい、とっつきやすさを担保しながらもオリジナリティに溢れている……。「シンデレラソング」を聴けたのが嬉しかった。「246」はめちゃめちゃいい曲だった。俺はストレイテナーの歌モノの曲が大好きなんだなと、分かりきっていることを再確認。しかしそれだけではなく、「DONKEY BOOGIE DODO」のような曲で見せつけた強固なアンサンブルもすごく格好良かったし、彼らのライブにケチをつける隙が自分には全く見当たらなかった。

 

夜の本気ダンスは楽しかったしストレイテナーには圧倒された。テナー、10月の武道館も楽しみです。『Nexus』をよく聴くのでそこからの曲を聴けたら嬉しいな。

 

 

 

 

ケチといえば、どんなバンドのライブでも発生する、表で手拍子をすることでリズムを単調でのっぺりしたものにしてしまうことへのケチならたくさん書けそうですが、一度書いてみたら思いのほかただの悪口文章になってしまったのでなかったことにしました。文字に残すのはなんかあれだなと思ったので、いつか口頭でこの手の話をする機会があったら誰かに話してみようと思います。