捏造した。
アルストロメリア1st full album
『Blooming with You』
M1.メッセージ
M2.アルストロメリア
M3.ラブ・ボナペティート
M4.また明日(大崎甜花ソロ曲)
M5.VERY BERRY LOVE
M6.Sweet Memories(大崎甘奈ソロ曲)
M7.Love Letter
M8.Darling You!(桑山千雪ソロ曲)
M9.パステルカラー パスカラカラー
M10.Give me some more…
M11.Bloomy!
M12.Anniversary
以下具体的な妄想。
M1.メッセージ
1stアルバムなので自己紹介的な側面が強いと思うし、インタビューで三人も『私たちとファンの皆さんの思い出や、これから出会う人への初めましての気持ちをたくさん込めたアルバムになりました』って言ってた(要出典)。そんなユニットの所信表明がまっすぐに込められた「メッセージ」を一曲目に置きたい。
M2.アルストロメリア
アーティストの一番王道の曲が二曲目に来るド王道の構成が好きすぎるので「アルストロメリア」を二曲目にした。『デビューシングルだから、今聴くとちょっと恥ずかしいです…』と千雪さんは言ってた。リリースツアーのセトリもこの曲順で始まる。
M3.ラブ・ボナペティート
アルバムの勢いを損なわせないことと、ここまでの音の雰囲気をあんまり変えないことを意識しつつ、リズムの方で違った側面を見せるためにこの曲を配置。千雪さんの『昨日よりもっと特別な私になりたい』のとこ、声の出し方が地声でギリギリな感じでツボです。「い〜っ」ってちょっと残るのがたまんね〜っす。
M4.また明日(大崎甜花ソロ曲)
このアルバムにおいてソロ曲の扱いをどうするか悩んだ。均等に置いた方が扱いが平等に見えそうなのでここから一曲ずつソロ→ユニット→ソロで続けることにした。A,B,Cでソロを一人一曲ずつ収録して盤を3枚に分ける案も出たが、人気差が数字に出そうでユニットのコンセプトに合わないし283のプロデューサーがそういうの一番嫌いなのですぐ没になった。
その上で、アルバムのテンションをちょっとクールダウンさせつつ、サウンド的にも別の感じを打ち出せる甜花の曲がここに来ることに。ここから曲調の幅が広がっていく。
M5.VERY BERRY LOVE
ここからちょっとパズルめいてくる。まずこのアルバムのメインターゲットは普通にアイドルソングやJ-POPが好きな層で、冒険的なアルバムであることは少なくとも一枚目にはあんまり求められないのと、3人たちもコアな人に向けてというより「たくさんの人に広く聴いてもらいたい」という思いが強いので、クライマックスらしいクライマックスを演出できる「Anniversary」が最後の曲になるのが決まる。すると雰囲気がかなり近い曲である甘奈のソロ曲は個人的にあんまり近所に並べたくないので、ソロ→ユニットの順で置くならば6曲目に来る。5曲目はそれに繋がる曲なのでアガる曲は避けたい。というわけでこの曲になった。テンポ感は引き続きゆったりめだけど、ワルツのリズムでソロの二曲に挟まっても埋もれず存在感を放てているのではないか。
M6.Sweet Memories(大崎甘奈ソロ曲)
先に書いた通り「Anniversary」と遠ざけて置きたかったというのがあるが、これはたぶん人によって好みが変わる部分だと思う。最後になっがいバラード二曲並べるアーティストもいるし。
とはいえアルバムのちょうど真ん中で一度バラードで山場を作れる構成になったのでいい感じなんではないかと思う。
甘奈のソロに対して「もっと可愛い曲歌って〜」としか言わないのはだいたいにわか(過激派)
M7.Love Letter
「Sweet Memories」のあとちょっとだけ曲間が長いと嬉しい。
ここらでバチっと雰囲気変えたいぜということで選曲。「Give me some more…」が最初の案ではここにあったが、次の「Darling You!」のテンションにあんまり合わないなと思ったのでこの曲とチェンジになった。
日々大切な人と共にいる尊さを歌った甘奈のソロ曲に続いて四季のことを歌う曲が来るので、そのへんでオタクが深読みしてストーリーを感じて喜んでくれたら嬉しい。甘奈はインタビュアーに言われて初めて気が付いたらしい。
M8.Darling You!(桑山千雪ソロ曲)
ソロ曲の中で一番アルストロメリアの王道に近いので、ここから後半戦としてアルバムの雰囲気を最初に作ったモノに戻せるのが強かった。この曲がなかったらたぶん後で「Give me some more…」を入れる余裕がなかった。オタク(一人称)は「Give me some more…」が好きすぎるのでとにかくこの曲をアルバムにねじ込むために悩んでいた。
M9.パステルカラー パスカラカラー
明るいサビ始まりで空気感をパッとアルストロメリアのそれにしてくれる。最初の方に置いてもたぶんかなり映えるだろうな〜と思いながらも俺はとにかく「アルストロメリア」を二曲目にしたかったのでここに置いた。
M10.Give me some more…
ねじ込めた!!!!!!!
ライブでも絶対人気。なんですが、例えばライブの一曲目に来たら歓声とどよめきが半々くらいになるような変化球だと思うので、アルバムのコンセプトとしてアルストロメリアのパブリックイメージを固めていくことを大事にしつつ、この曲を違和感なく配置するのに腐心した。序盤でアルストロメリアらしさを打ち出し、中盤でさまざまな角度から三人の表情を見せつつ、千雪さんソロと「パステルカラー パスカラカラー」でアルストロメリアの雰囲気に帰ってきたここなら引っ掛かりを覚えることなく気持ちよくブチ上がれそうな気がする。
M11.Bloomy!
変化球でブチ上がる一方で、クライマックスに向けて空気感を整えたい気持ちがあった。アルバムとしてのストーリーを作ってあげる方が聴きやすかろう……と思うと「アルストロメリア」くらいのパワーがもういっちょ欲しいが、そういう曲をただ単に置いても「パステルカラー パスカラカラー」があったので印象がちょっと被る。そんな中で、キャッチーなんだけど少しだけ大人びた印象を出せる「Bloomy!」はわりと合いそうだが、アルバムのストーリー的にもう一つパンチが欲しい……ということからの逆算も込みで、アルバムタイトルがこの曲に被る感じで決まった。これで「Bloomy!」のアルバムにおける大事な曲感が増したし、次の「Anniversary」にも違和感なく繋がっている気もする。
M12.Anniversary
クライマックスだ!大団円!!!!
本音を言えば別に自分自身がこの曲をすごく好きとかそう言うのではないのだけど、アルストロメリアのメンバーのやりたいことやファンの求めるものを考えたらこの曲がクライマックスに来て欲しいと思う。
甜花ちゃんはフリで誤魔化しきかないこの曲が一番緊張するらしいです。
総括
プロデューサーとして仕事をしました(プロデューサーへの偏見を言ったり文章の視点はめちゃくちゃ)。楽しかった。俺の好きな曲を好きなパターンで並べる、というのを〝アルストロメリアの1stアルバム〟という縛りをかけながらいい感じに作れたので満足です。遊びってある程度の縛りがあると工夫のしがいがあっていいなと思いました。「Give me some more…」をねじ込めたのもそうですが、アルバムタイトルもそれっぽいものをつけながら終盤で回収する構成に出来たのもお気に入りです。
中盤の「Love Letter」はちょっとだけ苦し紛れかもなと思っていますが、こういう若干の脇の甘さも込みでJ-POPのアルバムということにして自分を納得させました。あとシングルのA面曲なのに入ってないのがあったりしてそのへんもガバガバです。曲が増えたら次はファン投票ベストみたいな妄想もしたいです。