20230712_江ノ電沿線散歩日記

・日記

『サーフ ブンガク カマクラ(完全版)』を聴きながら、一日かけて藤沢から鎌倉まで江ノ電沿いに向かう遊びをした。天気が良く、死ぬほど暑かった。

 

正午くらいに藤沢で江ノ電の一日乗車券を買い、まずは石上まで電車で移動。一駅ずつ目にしたいな〜と思っていたので、石上で降りて一旦行けるところまで歩くことに。近くの高校生たちが自転車を飛ばしていく様子が眩しかった。線路は一本で、道路との距離がとても近い。電車と生活が文字通り隣り合っていた。

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江ノ電の看板の色が好き。

 

鵠沼までたどり着いたところで、迂回して川を渡らなければいけないと気づき江ノ電を再び利用することに。この時が個人的には日差しのピークだったように思う。短パンで歩いていたのだけど、日焼け止めの塗りが甘かった足首付近が焼けて痒くてたまらなくなった。日焼け止めを塗り直し、降りた駅のホームで制汗スプレーをぶっかけて冷やした。

 

サーフブンガクカマクラでは「西方コーストストーリー」という曲名になっている湘南海岸公園駅から、一度線路を離れて海岸まで下った。海にいたのはオタクに興味なんてなさそうなギャルとイカつい兄ちゃんたちばかり。絵に描いたようなヤンキーたち(背中や腕に絵を描いている人もいた)。思ったよりこわい。できるだけ目を合わせないように帽子を目深に被って早足で海岸沿いを歩き、江ノ島まで向かった。平日でも結構人がいたので、夏休みになったらごった返すのだろうと思う。

 

江ノ島に着いたのが1時半頃。そろそろ昼食を食べたいが、しらす丼を食べれそうなところには水着の兄ちゃん焼けた兄ちゃんパツキン兄ちゃん。。。怖くて入れない。。。自分がビビリであることを思い出す。駅のすぐそば、中の様子が見えないので「ここなら!」と思い入った店にもヤンキーやそれに類する方々と観光客のみ。ヤンキーの何が怖いって必ず二人以上でいることなんですよね。江ノ島には一人で来るものではない……と悟りながら釜揚げしらす丼を食べた。美味しかった。生しらすより釜揚げの方が好き。

江ノ島には一人で来るものではないのだ……と思いながら、結局江ノ島エスカーとシーキャンドルのために江ノ島を回った。このために午前中はぼざろの9話を見たのだから。シーキャンドルはクーラーが効いていて助かった。山田リョウや伊地知虹夏と同じ気持ちになった。ついでに屋外展望台にも登り、風で吹き飛ばされそうになりながら海の写真を撮ったりした。シーキャンドルのエレベーターではにじさんじのオタクらしき(伏見ガクと剣持刀也の缶バッジをつけてたのでたぶんそう)ギャルに囲まれて気まずかった。やっぱり江ノ島は一人で来る場所ではない。

 

疲れたので江ノ島で再び電車に乗る。腰越で降りる。この区間だけ路面電車になるらしかったんですがスマホばかり見ていて外の様子を見逃す。悲しい。

腰越から、遮るものなく広がる海を右手に、鎌倉高校前、七里ヶ浜稲村ヶ崎としばらく歩き続けた。線路と生活の距離はここでも非常に近く、線路を渡らないと出入りできない家も散見された。ちなみにそこに踏切はない。まるでゲームの海辺の町のような風景。あの線路を毎度踏み越えて「ただいま」と言う人がいる。自分にとってはまるっきり非日常な光景なのに、そこには誰かの日常がある、という様子が面白かった。

今日の道中、観光客はそこかしこにいたけれど、鎌倉高校前の踏切が一番観光客の密度が高かったように思う。バスケの仕草をする人もいたりして、とにかくスラムダンクの影響がすごいようだ。個人的には思ったより普通の踏切だったというか、想像を超えてくることはなかった。あの手の光景をイラストなどで目にしすぎたからだと思う。カーブした下り坂を降りていくと初めて見えてくる、という感じで目の当たりにできたらより感動できたかもしれない。また、このへんまでくるとヤンキーはかなり少なくなる。ヤンキーの生息地はビーチ。覚えた。

 

稲村ヶ崎に着いたあたりから日が傾き始めて、少し涼しくなった。極楽寺まで江ノ電で移動し、駅でまだ咲いてた紫陽花を撮る。極楽寺から長谷に歩いていくのは大変そうな予感がしたので、降りた駅でまた江ノ電に乗り、長谷で降りる。長谷も看板の写真だけ撮って電車で次の由比ヶ浜へ。この頃には4時半を回っており、だいぶ疲れていた。

由比ヶ浜でまた降り、駅構内にあるアジカンのポスターを見つけて撮っていると、自分と同じようにポスターを撮りたい様子の方が後ろに現れたのでそそくさと退散。ワールドワールドワールドのシャツを着ていたので「こいつ、サーフブンガクカマクラで来たな」と200%バレていたと思う。由比ヶ浜で撮れた写真は結構お気に入り。

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江ノ島っぽさは皆無ですが。

 

そこから和田塚まで歩く。普通の住宅街で、時折学生たちの姿も見えた。ここまでの沿線沿いにはいくつも学校が見えて、海のそばで学び育った学生たちはどんな人たちになるんだろう、と思いを馳せた。やはり開放的な人間になるんだろうか。それは偏見がすぎるか。飲みかけの酒の缶を握って歩くおじいさんも見た。あんな大人になっちゃいけないよ。

和田塚で電車に乗って終点、鎌倉へ。藤沢から鎌倉まで、あちこちふらふらしながらも5時間くらいで散策してきました。鎌倉の観光は流石にする元気もなかったので、お土産だけ買って帰ることに。お疲れ様でした。日焼け止めも塗りはしたけどたぶん日焼けしたんだろうな〜。

 

まとめ:四人で江ノ島にいけたぼっちちゃんはいいなと思いました。